Phi検査とは何ですか?。 ここで視聴してください – Phi検査の基準値はいくつですか?
腫瘍マーカー
検査項目名称 | プロステートヘルスインデックス (phi) |
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所要日数 | 2~3 |
検査方法 | CLEIA法 |
基準値 | 27.2未満 |
実施料 / 判断料 | 281 判生Ⅱ ※ |
ベックマン・コールター「アクセス ハイブリテックp2PSA」を用いた 前立腺癌診断のための指標である「プロステートヘルスインデックス(phi)」が 新たに2021年11月1日から保険適用●PSA は腫瘍マーカーのひとつで、主に前立腺のがんを見つける目的で使われます。 PSA 値が高くなる原因は、がんのほか、前立腺肥大症や前立腺炎などがあります。 また、 尿閉、喫煙、射精後の影響なども受けると言われています。 早期発見が何より大切なので、50 歳を過ぎたら PSA 検査を受けましょう。
PSAとは? 前立腺特異抗原(PSA)は健康診断などで測定される前立腺がんの腫瘍マーカーです。 一般的にPSAが4.0 ng/ml以上の場合前立腺がんの可能性があり(年齢によって、3.5や3.0を基準とすることがあります)、泌尿器科専門医の受診が勧められます。
前立腺がんのグレーゾーンは?
血液検査でPSA値を調べることによって前立腺がんの可能性を調べます。 PSAの基準値は一般的には0~4ng/mLとされています。 ただし、年齢によって基準値を下げる場合もあります。 PSA値が4~10ng/mLをいわゆる「グレーゾーン」といい、25~40%の割合でがんが発見されます。
Phiとは前立腺に関係するものですか?
プロステートヘルスインデックス(phi)とは遊離型PSA(free PSA)、総PSA(total PSA)、[-2]proPSA※を組み合わせることで既存のマーカーと比較してより高い確率で前立腺がんを検出することができ、前立腺生検が必要となる患者さまを絞りこむことができます。前立腺がんを疑う自覚症状がある場合には、人間ドックや検診ではなく医療機関を受診しましょう。 PSA検査が必要と認められると健康保険が適用されます。 3割負担の場合、検査費用1,000円前後+初診料がかかります。
これまで先進医療として施行されておりましたが、2022年4月から保険適用となりました。 (ただし、注意事項として保険適用は、MRI画像で異常部位があり、エコーで所見がない場合となっています。 すべての患者さんに対してMRI/エコー融合標的生検が保険診療で施行できるわけではありません。
PSA値がどのくらいだと癌の確率が高いですか?
一般的にPSAが4.0 ng/ml以上の場合前立腺がんの可能性があり(年齢によって、3.5や3.0を基準とすることがあります)、泌尿器科専門医の受診が勧められます。PSAの基準値は、50~64歳では3.0、65~69歳では3.5、70歳以上では4.0となります。PSAの正常値は全年齢で4.0以下です。 年齢別の正常値として、50-64歳:3.0以下、65-69歳:3.5以下、70歳以上:4.0以下を用いることもあります。 一般的にPSAが高いといわれるのは4.0以上を指します。
PSA値と前立腺がんが見つかる確率
PSA測定値 | 前立腺がんを発見する確率 |
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4〜10ng/mL未満 | 25〜30% |
10ng/mL以上 | 50〜80% |
100ng/mL以上: | がんと転移が強く疑われる |
2016/08/31
PSA値が10ng/mL以上の場合でも前立腺がんが発見されないこともあります。 また、4ng/mL以下でも前立腺がんが発見されることもあります。 100ng/mLを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、転移も疑われます。
前立腺がんは早期発見・早期治療で完治を目指せます。 適切な治療を行えば、10年生存率は80%以上が期待できます。 しかし他の臓器に転移している場合は、5年生存率が60%になります。
前立腺肥大でPSAはどこまで上がる?
PSA FT比が10%未満であれば前立腺がんの可能性が高く、20%以上であれば前立腺肥大などによるPSA上昇の可能性が高いと言われています。 前立腺肥大症でPSAが上昇している場合にはFT比が30%以上となることもあります。 10~20%の間の場合、グレーゾーンでどちらとも言えません。
しかし、前立腺癌になると癌細胞は正常細胞に比べて壊れやすいために癌細胞から分泌されたPSAは血中に漏れやすくなり、癌病巣が大きくなるにつれて血液中のPSA濃度は高くなります。 ただし、良性の前立腺肥大症や前立腺に炎症を起こした場合でもPSAは高くなるため、PSAが高いことイコール前立腺癌とは限らないのです。通常は4-5日の入院加療を必要とし、麻酔下で線源カプセルを挿入します。 尿道や直腸への放射線線量は少ないとされますが、前立腺周囲へ広がるがんに対しては不向きであり、早期の前立腺がんが対象となります。 また、前立腺肥大症の方は治療後に排尿障害をきたすことがあるため適応外となります。